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パターンオーダーのすすめ1 スーツ編 (2/4)

前ページでは、お客様が生地・ボタン・裏地を決定されましたので、
パターン決定と採寸を行っていきます。

※画像はクリックすると拡大表示されます。

パターン選び

事前ヒアリング 一般的なパターンオーダーの場合は、お好みの生地と、予め作られた「パターン」と「サイズ」から、お客様に合うものを選んでお作りしますが、当店の「パターンオーダー」は、お客様の体に合わせて型紙をコンピューターで補正する「イージーオーダー」に近いものとなります。
 このことにより、一般的なパターンオーダーに比べて、お客様のご要望をかなりの部分で取り入れられるようになっています。
 取扱いアイテムは、コート・スーツ・ジャケット・ベスト・スラックスの他、シャツや靴についてもオーダーいただけます。 但し、形や素材によっては、承ることが出来ないものもございます。


信濃屋:

一番オーダーを頂いているのは、シングルで3つボタン段返りのスタイルですが、いかがなさいますか?

A様:

そうですね。私も3つボタンが好きなので、ベーシックな形でお願いします。
あれ?数パターンからデザインを選ぶのではないのですか?

信濃屋: 当店では、お客様に最適と思われるパターンを予めご提案させて頂いて居ります。 後程、採寸させて頂く際に、ご要望をお聞きしながら選択もして頂きます。

当店の「パターン」は、大きく分けて3種類となります。


 ①中肉中背の標準的な体型の方が、よりスッキリときれいに見えるパターン。
 ②肩、胸板、ヒップ廻りが全体に大きく、ゆったりと服を着たい方のパターン。
 ③各パーツを出来るだけ細かくオーダーしたい方に向いているパターン

 ①と②は、信濃屋のベーシックな「パターンオーダー」で、③は「イージーオーダー」により近いかたちでオーダーを承ることが出来ます。
また当店では、ショルダー・ライン(※)や衿のゴージ・ライン(※)など、「オリジナルパターン」が崩れるような補正は、承っておりませんので、予めご了承ください。
今回は②のパターンをベースにされると、きれいなスーツに仕立てることが出来ると思います。

A様:

幅広くカスタマイズできるんですね。パターンオーダーと言っても、他社さんとは違いますね。素人目にはフルオーダーのスーツを注文している気分です。

信濃屋: こんなスーツが欲しいという写真や実物を持ってご来店頂くと、より各部の指定も出来ますので、お薦めです。また当店の雑誌やプレタを参考にされても、よろしいかと思います。
ディテールのこだわりポイントということで言えば、袖口本開きやボタンの数もオーダー可能です。もちろん、ベントの選択も可能ですが、初めてお作りになるときの細かい部分は、スタッフにお任せ頂くこともお薦めします。
A様:

普段スーツを購入する際は、デザイナーのデザインで選んでいたので、細かい事は気にしていませんでしたが、袖口本開きは良いですね。後はプロの腕とセンスにお任せしたいと思います。

信濃屋: 承知いたしました。せっかくですから、ネームも入れられますか。
A様:

そうですね。せっかくなので、お願いします。

 

採寸


 

信濃屋: 本日の服は、今一番心地良く着られている服ですか。
A様:

そうですね。ただし、肩周りが少し狭く感じていて、着心地には不満があります。

信濃屋:

それでは、参考にさせていただきながら、サイズモデルで採寸を致します。 その他、気になっているところがありましたら、お気軽におっしゃってください。ちょっとした違和感でも、仕上がりに差が出てしまうことがありますので。

 

 

A様: なんだか緊張しますね。
信濃屋: 自然体でだいじょうぶですよ。採寸の時はちょうどよく見えても、日常動作の中ではそうでもないということは結構あるんです。鏡の前に立つと、どうしても緊張して、つい姿勢よくポーズを取ってしまうからでしょうね。
A様: なるほど。たしかにいつも直立不動でいることなんてないですしね。
信濃屋: 今回は肩幅を基本サイズより内側に少し寄せる調整をします。
またスラックスは、丈に対してウエストがあるので、ヒザから裾にかけて基本サイズより少し細くしてバランスをとらせて頂きます。 その他、ジャケットの前身と後身の分量やスラックスの前丈と尻廻りも体型に合せて調整いたします。
A様: お任せします。
信濃屋: それでは、採寸が済みましたので承り伝票をお作りします。

 

 

信濃屋:

では約1ヶ月後の仕上り予定で承ります。出来上りましたら、ご連絡をさせて頂きます。 本日はご来店、誠にありがとうございました。

A様: よろしくお願いします。出来上がりが楽しみです。

 

用語解説

1.
  1. ショルダー・ライン
肩線のことで、ネックポイントから肩先までを流れるライン。 ジャケット全体のシルエットや着心地にも影響する部分です。 当店では、ナチュラル・ショルダーと云われる、ごく自然なラインを基本としています。
2.
  1. ゴージ・ライン
ジャケットの上襟(カラー) と下襟(ラペル) が接する縫い線のことです。 このラインの上がり下がりは、流行に左右され、見た目の印象も大きく変わります。 当店では、長く着用いただく為にも、一番バランスが良いと思われる位置にしてあります。

 


約1ヶ月が経ち、スーツが完成しました

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